わかやま日帰りお出かけ面白穴場スポット

今日は行き当たりばったりの
あてのないドライブに出かけましたが、
GWということもあり、混雑を避けて奈良方面へ
岩出から農免道路をとばしていると、かつらぎ町で
村の道沿いに万国旗がはためいているのを発見!!

なんだろうと思い
早速脇道に入り、
旗の集落のある谷に
下りていきました。


しかし行けども行けども
旗があるばかりで…




結局、山の手の方にいくと
旗の終点があったのですが
何もなく、今度は反対側の
南に向かって車を走らせます。


とうとうたどり着きました
でも、スゴイ距離です
万国旗の長さではギネスに載るのでは…

どうやら村の神社のお祭りのようです

でも、神社ならば、なぜ万国旗なのか??
謎を解き明かすため
徒歩でゲートをくぐり、上っていきます



出店もあります。
途中、地元のおばあちゃんに会ったので
お祭りのことを訊こうとしたのですが
「体育館はこっちかなぁー？」って逆に訊かれました
体育館でなにかイベントがあるようです

わたし　「わたしたちはココが初めてなもんで…」
おばあちゃん「私は、この祭２０年ぶりやからなぁ」

…20年ぶり??どういうこっちゃ…


神社の境内の下に
テントがあり、地元の男衆がはっぴを着て
休んでおりました
そこで、このおじさんに
何のお祭りか訊いてみることに

幸い、おばあちゃんは
知人の方が居たようで
体育館まで案内してもらいに
その方と一緒に山を登っていきました。


おじさんの話によると
伊勢神宮の本殿は、清浄さを保つために20年ごとに建て直されます。これを神宮式年遷宮（じんぐうしきねんせんぐう）といいます
表の門に書いていた「正遷宮」も同じ意味のようです

ところが、お伊勢さんのように
建てなおすのは非常に金額がはるので
修築というカタチでの修繕や取替えを
20年に一度行なうのとのことでした


だから先ほどのおばあちゃんが
２０年ぶりと言っていた訳です。




では、どうして神社の行事に
運動会みたいな万国旗なのですかとたずねると

「あぁ～それは、目立つし賑わいになるんでな。」
…なるほど

いろいろお聞きしたところで
私達もお参りに。




夕方には餅まきがあるそうです
大きい立派なおもちが
たくさん奉納されてます。



本殿からの眺めは
なかなかのもんですね、
暑いのに上ってきた汗がひきます。



神輿も立派ですね
この地区４００世帯だけでは
本殿を建てなおすのは
難しいけど、とてもいい行事ですね


帰り道に考えましたが
20年に一度ということは
一生のうちに何回経験できるかと
思えば、貴重な日に
めぐり合ったものです


緑に囲まれた
かつらぎの村に伝わる
いい風習で、わたしたちも
こころがほんわかしましたよ。
長い長い記事を最後まで読んでくださって
ありがとうございます

城山神社
和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降461